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2014 Feb 6-7th オーロラ王国カナダツアー Day 0-1 とある北国のノーザンライツ / I Saw the Light.

2014 Feb 6th オーロラ王国カナダツアー Day 0 カナダへのそこそこな道のり / Trans Canada Air Way - くるえるはてなくしょんの続きです。

写真は、イエローナイフの空港です。ちまっとした空港です。あと、イエローナイフにはホッキョクグマは普通には居ないそうですw

さて、というわけで、体感的には24時間くらいかけて、それでも日付の上では当日のうちに、イエローナイフへ到達し、その足でそのまま、オーロラツアーでお世話になるベックスケンネルさんのところに防寒具を借りに行きました。

防寒具はもはや防護服に近かったのですが、上下とブーツ、それから手袋を借りました。手袋は借りられるごつい手袋の下に百円とかのでよいので薄い手袋を重ねがけするのが有効で、これは TOMAKIさんに教わったままですが助かりました。倣ってスマホ対応の手袋にしていたのですが、凍結してコーティングがこわれて3日目にはスマホ非対応のただの安いださい手袋になってました。
あと、帽子、ネックウォーマー、マフラーのたぐいは自分のものがあった方がよいです。とくに、防寒用としてはネックウォーマーが、カメラ保護ほかの用途でマフラーもあるとよいです。お外から帰る前に、マフラーでカメラをぐるぐる巻きにしたほうがよいです。絶対に。-30℃でキンキンに冷えきったカメラが結露して、結露した水滴がそのままカメラと一緒に凍るからです...。

撮影の前にまずは肉眼で見てみたら...

実は私も知らなかったのですが、そのくせに、カナダ観光局のイベントとかいったりしたあげく、旅行当てたりして申し訳ないんですけど、オーロラは写真で見てるのと同じように緑色とかに輝いては...基本的には見えません。どちらかというと、ただの白いゆらゆらに見えます。とても目が良い方が見て、厚いオーロラが見えてるときにほのかーに緑色のうすいゆらゆらに見えます。それから写真で撮影すると鮮やかな緑色ですが、SIGMA の Merrill で撮影したときはなぜかそういう緑色にならなくて、それで、以下、本当に失敗写真なのですが...

... 肉眼で見た印象に近い画像がこちらです。Level.1-2くらいのオーロラはどこかこんな具合に見えます。

とはいえ、運が良ければ、その白い薄い雲みたいなのが、雲の動きとしてはあり得ない形で縦にしぱぱぱぱと動いてるのが見えるときもあります。さらに、運が良いと誰の目にも明らかにオーロラが渦を巻きながら緑とか赤とか発光しながら動きます。けど、良くて数秒とかの出来事で、気が抜けません。属にオーロラ爆発とかいわれる現象は、肉眼でも鮮やかな色付きで見られます。珍しい出来事らしいですが。

なお、私ときたら、初日にこのオーロラ爆発現象に出くわしました。ガイドのお兄さんが2年間くらいで初めて見ました...とのこと。前からのふれこみで3泊したら、95%以上の確率でオーロラ見られるというお話でしたが、私は滞在中に4回オーロラ見に行って、すべての回で豪快にオーロラが見られて、とてもよかったです。ありがたい。そのイケメンのガイドのお兄さんに持ってますねーっていわれるレベル。ケースケ△、俺は持ってる。とはいえ、この初日だけ撮影の感覚がつかめなかったのですけどね...。仕方ないですけど。

オーロラの肉眼で見た目的にすごい順

だいたいですけど、以下の順番でオーロラのレベルがなんとなく決まってるようです。

  1. なんでもいいからまずオーロラが見られる
  2. 雲とは明らかに違うオーロラが見られる
  3. 大きなオーロラがたくさん見られる
  4. 大きなオーロラが動いて見える
  5. オーロラ爆発しろ!!

これぐらいの雰囲気ですね。先の失敗写真とあわせて、肉眼で見たら結構しょぼいんじゃ...というのは、完全に否定できないところもあります。ですが、イケメン Tomaki 兄さんが書いてる通りで、その地味な白っぽいゆらゆらがずっと見てると、なんだかじっと見ていたい気持ちになるんですよね。不思議なんですけど。あと、オーロラは向こう側の星の光が突き抜けて見えるのが、どこかおもしろいです。

オーロラ見るときのおすすめスタイルは...圧倒的に仰向け青天井

天球のどのあたりにオーロラが出現するかわからないし、オーロラを見ることが出来る場所なわけですから星空もすばらしいので、思い切って堂々と-30℃の雪原にねっころがって見るのが1番おすすめです。北極星の高さがおかしいので、北斗七星とか全力で主張してきます。死兆星は(rya
どちらかというと自重する方の私なのですが、道民仕様で寒さに強いので私は見てるときはほとんど仰向けで見てました。屋外の極端な寒さにやたら強い道民クオリティを発揮できるという点で、ここだけは適任だったかな...というのがあります。

そもそも、夏でもオーロラ見られるという件でそもそもカナダ観光局のイベントに伺って大使館に潜入した結果、-30℃の雪原で青天井とか、人生は不思議ですね。

冬と夏のオーロラの違いですが、夏は、場所によっては湖面に映るオーロラを見ることが出来るし、寒くないので長時間がんばれる代わりに虫が結構いる。冬は、寒い代わりに星空もきれいで、虫がいない、ただ寒すぎて凍傷リスクや、カメラ凍結のリスクはありますしバッテリーへのダメージもあると思いますが、私の PENTAX K-3 は2時間はがんばってくれました。あと、人体的にも2時間が目一杯ですね。それから、冬はこんなに寒いぜ!! みたいな形でネタに困らないみたいなところがあります。-30から40℃の場所とかなかなか行きませんしね...。

ちなみにオーロラ撮影では...

自分でやってみて思ったオーロラ撮影するときのこつなんですけど...

  • 三脚あるいはカメラを固定する仕組みが本当に大事
  • ピントはMFにして、無限遠くらいにしておくの大事
  • ある程度、長時間露光可能で暗いところの撮影に強いカメラがかなり大事
  • RAW撮影しておくと敗者復活が出来るので一発逆転がある。Photoshop よりも RAW現像がありがたいのです。オーロラ現像は後日詳しくですが、露光とシャープネス調整でかなりかわって面白いです。ps修正じゃなくて、現像だけで、とても変わるんです。*1
  • シャッターショック抑止のために 2秒セルフタイマーおすすめです。これはユウさんも書いてましたが。
  • 広角で撮影できると、すごいかも!! みたいなの撮影できて楽しいです。
  • おそらく一番大事なのは、カメラを室内に持ち込むまえに外でカメラをマフラーでぐるぐる巻きにして、カメラバッグにいれといて室内では翌朝まであけない。としないと、結露したそばからカメラが凍り付くので気をつけてください。
オーロラの撮影したときにすごい順

だいたいですけど、先ほどのオーロラのレベル順に撮影すると

  1. なんでもいいからまずオーロラが見られる->とりあえず撮影したらなんか緑
  2. 雲とは明らかに違うオーロラが見られる->だいぶはっきり緑
  3. 大きなオーロラがたくさん見られる->あの青い空、みどり
  4. 大きなオーロラが動いて見える->しぱぱぱとした絵だったり渦巻いて輝いたり、赤くなったり。
  5. オーロラ爆発しろ!!->4をさらに激しくした感じ

3からオーロラだぜ!!みたいな、4くらいから、本人も意図しないとんでもないものが映ったりします。

ちなみに初日の戦績ときたら...

上記でえらそうなこと書いてますけど...、初日はまず自分が見る方が先! だったので...初日、結構いいかもくらいの写真、実は2枚くらいしか撮れませんでした...。

むしろ、初日の経験をふまえて、上のことがわかった感じです。4回見る機会があって結局、それに救われたところがありました。


それから、採暖のところでいただいたパスタ入りスープが割と命綱でした。

暖かくしないと危ないんです、割と本格的に...。

と、ハードなスケジュールを過ごして

午前3時頃に、イエローナイフインというホテルに到着しました。 10時過ぎには次の場所に移動という慌ただしい展開で...、数時間だけしかホテルにいなくてちょっともったいない感じでした。でも寝ないわけにもいかず...。イエローナイフイン、バスタブがあってありがたかったです。お風呂だいじ。

朝、あとで釣りをするためのライセンスを取得しに少しお出かけ。カナダは日が短いですが、朝日がきれいです。

夕日もきれいですけどね。カナダの国旗の両端の赤が海の赤というのは、来てみて納得みたいなところがあります。いや内陸ですけど。日の短さと海の色みたいな。

朝ご飯は、ホテルのそばで、

こちらはカナダでもファストフードですみません。試しに。

あと、ちょっとたりなかったので、

マフィン。カナダなんですけど、ちゃんとつくってあるこの手の食べ物については素朴でおいしいです。ちょっとサイズがおおきいですけどね。

その後、びっくりの移動があったので、まあ朝しっかり食べておいてよかったです。

つづきます。

I Saw The Light

I Saw The Light

*1: 帰りの飛行機で、このあと滅茶苦茶現像した...みたいな。