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K-3 結構すごいのでは...と思っている話

私にとっては思い出ででもあるK10Dとはいえ、思い出というほどそんなに昔でも...いや、結構、昔ですね...ははは。というか、私が子どもの頃にはじめて買ったデジタル一眼レフが、K10Dなわけなんですけど、どうしてはじめて買ったレンズが Super Takumar 55mm f2 と M42マウントアダプタだったんでしょう...。正常運転な気もしますが、普通ではないですね。いつもこうだよ。

さて、最近では、Qとかマークニューソン先生とかみたいなあっと驚くモデルとか、リコーと悪魔合体とか、そういう話題のほうが目立っていますが、元々周期的に、鬼スペックでけだいたけぬきつつきぬけたとばかりにゆらゆらと、撮像素子もゆらゆらとして、どこか突き抜けたデジタル一眼レフカメラを出してくるメーカーでもあるのが、PENTAX なのです。それで、今回の、K-3 ですが、素晴らしいモデルなのではなかろうかと感じています。K-3、K-3、恵まれないケースケサンにも愛の手を。

このエントリは、イケメンにして写真撮影も巧みな、hey hey heydays*のすごいよマサルサンの『PENTAX K-3』タッチ&トライ ブロガーミーティングに参加してきた (1) – 機能、こだわり | hey hey heydays*をあわせてご覧頂くとよろしいかと思われます。
なんというかペンタックスのシステムの写りとしては、ローパスフィルタ無い方が良い気がしますし、キヤノンとかはある方が良い気がしますね。個人の感想ですけど。

今回のペンタックスについては、ローパスフィルタレスの斜め上

どうも、マークニューソンのつくったおしゃれカメラ K-01 のときから、...いやNEXの方がおしゃれだとか知ってるから...(血涙)、さておき、その、ローパスフィルタ効果うすめだったペンタックスだったのですが、世間の潮流に半分乗りつつ、半分斜め上な方法で、ちょっとちがうおもしろ効果を実現してきました。

こちらは最近ではフィルタ付きもでるとフィルタ無しモデルを両方出す程度に、もう好みだろというか、しゃっきり解像感高い写真を好む方はフィルタ無しを、いやいや十分だしモアレのモアモアとかのほうがないわーという方は、フィルタありを好むわけですけど、ペンタックスは撮像素子を薄く動かしてなんちゃってローパスフィルタ効果を出すという、斜め上の力技を実現してきました。そういうの私は結構好きです。これ2台買わせるよりか1台で解決させてあげようとか、商売としては明らかにあまり上手ではないヘタクソな方法だと思うんですけど、それは消費者の味方でもあるわけでして、このメーカーそういうところあって好きです。冒頭の話になりますが、純正のM42アダプタ今でこそ値上げしましたが、私が買ったときから昭和の価格据え置きで驚いたものでした。なんかね、いつでもお得感漂うんですよね。ペンタックス。昔はスイッチとかちょっとぺこぺこ感があったんですけど、一桁台から、モノの感触もよくなりました。Qだけは最初のがかわいかったですけどね。

さて、ペンタは

  • 撮像素子を動かしてボディ内で手振れ補正
  • 撮像素子をハードに動かして撮像素子のほこりを落とす。ガコガコ
  • 撮像素子をうすく動かして、ローパスフィルタの代わりをする。ゆらゆら

と、撮像素子動かすのが大好きなペンタックス様です。アリルイヤ。

私は、ペンタックスのカメラは、K-01 とか写りが結構良いと感じていて、ローパスうすめが好きです。
ペンタックスのシステムとかレンズの特性とかは、ローパスフィルタレスのモデルと相性良さそうだと思ってたら、まさるさんのすごいよなエントリなわけですよ。すごいんですよ。まさるさんとは数少ないメリラーの会なわけで、撮影技術にも顔面にも個人差があります。残念。
あの、Merrill のナショナルジオグラフィック風のやけくそな高画質とはまた違った、生活感があってまろやかであっさりめにしてだけど芯があるみたいな写りが大変結構だと思っています。

古い沼も健在

それから、ペンタックスは、超小型Qマウントとかもあるんですけど、主流の方はといえば、昔はM42マウントっていうネジみたいなマニュアルフォーカスの古いマウント、それから、Kマウントっていう最近っぽいレンズマウントがあるわけですが、こちらが全然昔と変わってなくて、古いレンズが良い写りで働いてくれたりします。それから、ボディ側に手振れ補正が入ってるので、どのレンズも手振れ補正対応になって面白いです。何をトチ狂ったのか、そんな古来よりのマウントで世界的なデザイナーとやけくそなミラーレスつくってしまったメーカーがペンタックスでもあるんですけどね。素晴らしい。いいぞもっとやれ。

それで、古い沼、買って飛び込む、見ずの音かどうかしりませんが、

PENTAX マウントアダプターK 30120

PENTAX マウントアダプターK 30120

これ買って、オールドツァイスだとか、ロシアンヘリオスだとか、スーパタクマーアトムレンズとか、すべて何言ってるかわかる人、手遅れです。底なしです。もうだめです。レンズ買ってないで写真を撮りなさい。

レンズがコンパクトなのが好き

私は根性無しというか、わんぱくな人などは大変結構だと思うのですけれど、荷物が多いとそれだけで心が折れる、根性が無い、スペランカー、など、弱点とかありまくりで、大荷物もってるとそれだけで人格破綻者、そうじゃないときもそれなりに人格破綻者なのですが、なぜかこのでかくてすごいよ時代に、コンパクトでよく写るカメラに異常なこだわりをみせてくれるメーカーがペンタックスでして、昔から単焦点のコンパクトっぷりは大変にすばらしかったわけですが、その伝統は生きていて、そこは私はもっと評価されていいと思います。

うす過ぎwというか、いつでもやり過ぎるあたりも好きです。

公式の作例

作例 / K-3 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING
カエルがきらいなかたは気をつけてください...。

この高解像感にして、どこかゆるい感じがペンタックスクオリティです。

まとめ

すいません。勢いだけで書いた。

では、良い人生を。

関連

ついでに勢いだけで。

おすすめレンズ

こちらは自分ではもってないんですけど、APS-C のペンタのレンズでひとつ選べって言われたら私だったらこちらを選びます。恵まれないケースケさんに、K-3の愛の手を。ついでに限定されたHDの愛の視線も募集してます。

すごく古い話になりますが、スーパータクマーはなぜかやったらよく写りますので、おじいちゃんがもってたら借りてください。

少し古い話になりますが、FA28mm F2.8というレンズはもう売ってないのですが、軽いしコンパクトなのに、何かの間違いみたいにやたらよく写るしLimitedでも☆でもないけど、ペンタの良い写りの権化みたいなレンズなので、おじいちゃんがもってたらもらってください。

本体つらつら

Qシリーズですけど、初代のQがいちばんかわいかったですよね。コンパクトでよく写るしレンズで遊べるのはよいことですが...初代を知ってると、以降のデザインが少し残念で、新しいQには今度はまた、マークニューソン先生かコンスタンチングルチッチ先生を起用しよう。なにそれ欲しい。

ペンタックスにしては安いモデルです。

あと、そういえば、フルサイズって出るんですかね。FA Limited 持ちの人のためだけに出す気がしないでもないです。

なにはともあれ良い人生を。