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AVを楽しむ重低音ヘッドフォン注目機種の AV Watch でやってた、特集がとても面白かったのと、今、やたらお買い得に見えるSONYのヘッドホンとJVCのイヤホンの話。

重低音ヘッドフォン注目機種を一気に聴く:前編 - AV Watch
重低音ヘッドフォン注目機種を一気に聴く:後編 - AV Watch

AVを楽しむときに、良いヘッドホンや良いイヤホンがあると、いろいろはかどりますよね。

オーディオヴィジュアルです。

それで、ちょうど、自分が守備範囲じゃないところのモデルをいろいろ取り扱っててくれて良かったです。
SOUL by Ludacrisや、beats by dr.dre とかは、デザイン的にはおっさんが使うものでもない気がしますし、価格比較でわかるのですが、SOUL by Ludacris は日本で高いので、まあね…ってなりますよね。beats by dr.dre は見た目ド派手ですけど評価も高くて良心的ですけどね。

それで、後編で少し取り上げられている中で、ちょっと話題は変わるんですけど、関連して、最近 SONY の一部のヘッドホンと、JVC KENWOOD の一部のイヤホンは過小評価に思うくらい良い出来なので、なんとなく書いてみたり。先日、ちょっとだけ、中の人と話す機会とか、試聴しまくる機会がうっかりあったりして。そこで、SONY の一部のヘッドホンと、JVC KENWOOD の一部のイヤホン、ずいぶんいいじゃないですかとか思ったもので...。

SONY のヘッドホンのいいやつはやっぱりすてきなクオリティ

私の好みからいくと、SONY のオーディオ機器全般の鳴り方は少し苦手なのですが、それでも、ヘッドホンはよいものを作り続けてると思います。イヤホンはちょっと苦手ですけれど。後、CDプレイヤーは良いもので、他のプレイヤーは苦手ですけれど。

それで、SONY って型番になぜかたっぷりメッセージがでてて 900 とか 1 とかあと奇数多めとかですね、あと Z とか R とか X とか入ってくると、おい、中二か...とか思うんですけど、実際良いもの出てきます。
最近、これらはとくに素晴らしいと思ったのは、ひとつはドドドドド定番まざってるんですけど、

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-MA900

SONY フルオープン型ヘッドホン MDR-MA900

このあたりのモデルはよく作ったなーと思います。
SONYのヘッドホンって、SONYのなかでは音のやり過ぎ感がすくなめで、あと、ものとして、特に道具としての観点から、使い勝手がやたら良くて高品質なのがすばらしいです。SONY のすてきなクオリティのヘッドホンと、オーテクのAIRのシリーズは音の好みはあるにせよ、モノとして、よく出来てると思います。オーテクのAIRもあの形の基本はほとんど変わりませんね。出たときから完成度高いとか素晴らしいことです。

MDR-1Rは、シンプルな有線のが一番良いと思っています。これは、SONY の普段使いようのヘッドホンの集大成みたいなもので、良いです。真ん中のは何をか言わんやですね。
最後のMA900は、見た目だとわかりにくいんですけど、伝説のF1の後継で、MDR-MA900 開発者インタビュー PART1 | ヘッドホン | ソニーとか結構面白いです。F1がIt's a SONY的にぶっ飛んでたんですけど、同じくらい良いものだと思います。

これら、見た目だとわかりにくいんですが、つかってみると、いけるやん!! みたいになるので、ああ、ちょっとヘッドホン…みたいに思ってる人は買わなくてもいいから試すだけ試して欲しいです。
コストパフォーマンスはやたらめったらいいです。

JVC KENWOOD のおもしろイヤホンの一部は面白い

JVC KENWOOD なんですけど、ヘッドホンはごつくて重くてツライです。音が良くても、首の筋トレみたいになるのは、私が使うものとして間違っていて、あれは私にはつらいです。たぶん首折れて死ぬ。

ところがどっこい、イヤホンはやけくそギミックに走ったのかと思いきや、謎の無双製品をいくつか作ってて面白いことに鳴ってました。

ひとつは、ダイレクトトップマウント機構っていうらしいんですけど、

JVC HA-FXD80-Z カナル型イヤホン ガンメタリック

JVC HA-FXD80-Z カナル型イヤホン ガンメタリック

せっかくだから、高いのがいいと思います。中の人によると、ひとつしたのモデルもおすすめですねとのことでした。

これらのラインナップはインナーイヤーヘッドホン HA-FXD80,HA-FXD70,HA-FXD60| JVCとあわせてご覧いただくと良いかと思います。紅白だったらTENGAですかねとか、トップにダイレクトにマウントとか、おいおい卑猥かみたいな内容ですけど、お安くてよろしい体験という意味では、このイヤホンかなりのものです。

Victor とかはかねてより、かなり良いスピーカーなんかを作ってて安心のクオリティなのですが、その系譜で来ています。
あと JVC はラインナップの設計というか設定にすごく真面目で、高いのはオールラウンダー、安いのでもジャンルがあえば楽しめるみたいなところをうまくまとめる印象です。こちらは、今、不当に安いので…。私だったら高い方買います。

あと、もういっこ、いい意味でも悪い意味でも、おいw ちょ、おまwww みたいなのがあって、

これ、鳴らす音、独特ですけど、かなり素晴らしいです。見た目奇抜というか、ほぼイキかけてますけど、音は素晴らしいです。

こちらもインナーイヤーヘッドホン HA-FXZ200, HA-FXZ100 | JVC Japanを参照していただくとよいかと。上のメタリックTENGAみたいなのは、モノとしてのバランス感よくて値段がお得感ありまくりで音もかなりいいみたいなのだったんですけど、こちらは逆にものとしてはめちゃくちゃで、ハウジングでかすぎて、耳からかなりはみ出すとか、ウーファーつけちゃいましたとか、でもその割には装着感はわるくなくて、とかツンデレかとか、で、しかも他のカナル型のイヤホンと全然違う音が鳴ります。こちらはいい意味で。「スピーカーみたいな音」というのがまんざら誇張ではないくらいの音です。耳栓タイプなのに。なんだこれ感満載です。
これ、MMCX対応だったら、もっともっと売れる可能性あると思います。出ませんかね…。これ、他とあまりにもいい意味で違いすぎるので。もっと評価されてよいです。耳からはみ出しますけど。

あと、こちら冒頭の特集の後編で出てきてるんですけど、あそこに持ち出すのは下位モデルのFXZ100の方が良かったと思います。上位モデルは良いものだなと思ったのですが、下位モデルの100の方はそれこそ重低音ウーファーついててヒャッハーでドスドス通り越してズンドコボンボコリーンなボンボコな低音モデルなんですよね…。笑えるくらい。でも、これが必要な人もどこかには居そうだなと思います。ドンキホーテとかで売ったらばか売れかもしれません。

まとめ

私とか、正直なところ、ヘッドホンとかイヤホンとかはどちらかというと、欧米かみたいなほうが好みだったんですけど、SONY のヘッドホンと、JVC KENWOOD のイヤホンの一部は工夫というか魔改造というかが実ってて、面白い製品になってるので、ちょっと気分を変えようとか、ボーナスでたし欲しいものを買う*1とか、暑いからとかの理由でちょっと買うのには、よい買い物だと思います。

JVCのイヤホンのそれぞれ上位のモデル、SONYのやる気を感じる型番のヘッドホンは立派でした。

偏見と強欲にまみれた、いろんなベストバイは書こうかなと思ったけど、また今度。気が向いたら。
あと、関係者の人、気が向いたら、試聴機か現金ください。TENGAはいりません。

では、良い人生を。

*1:なお、我が輩の最新の辞書にボーナスという文字は