南博さんご本人に tweet されたので、南さんのご紹介エントリを。
南博トリオの新譜 Body & Soul がかっこいいのです - くるえるはてなくしょん (id:kskmeuk / @kskmeuk) http://t.co/9e7JrBj1mg
— HIROSHI MINAMI (@minamihiroshi50) June 26, 2013
ちょっと恐縮しています。以前、書いた内容とも重複しますが、改めて。
知る人ぞ知るジャズピアニストの南博さんですね。南さんには大きくわけて3つの顔があって、
- 愉快痛快ではっとしてすっとしてぐっとくる文章を書く、物書きの南さん
- 洗練されたピアノ演奏を録音として残すジャズピアニストの南さん
- 録音から受ける印象とは一転、激しい演奏をする、ライブピアニストの南さん
もちろん同一人物なのですが、天は3物を与えたもうたというか、いずれの側面でも、とても素晴らしい創作を残されています。
ネットの方々は、書籍、CD、ライブの順番でそれぞれ好きそうなので、好きそうな順でご紹介。
菊地成孔さんも脱帽という、書籍は面白くてためになって感動する
白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編- (小学館文庫)
- 作者: 南博
- 出版社/メーカー: 小学館
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あの景気が良かった頃の時代の銀座や繁華街がイメージ出来る人、銀座が好きな人はとても楽しく読める一冊かと思います。
銀座編はどちらかというと、書かれている時代や内容から、おじさま向けの一冊みたいなところがありますね。
読み物として、とても面白いですがこの1冊を読んでいると、後の2冊の味わいがもっと増すのです。
- 作者: 南博,1900
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 南博
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/04/01
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日本の変貌に惑い、ライブツアーの狂騒に酔い、うつ病に苦しみ、友情に救われながら、今日もひたすらピアノを弾く。当代随一のジャズピアニストによる真摯で痛切なメモワール。精神科医・春日武彦との特別対談「ジャズとうつ」収録。
という、はじめ2冊と少し風合いが違い、うつの話題などもあります。3冊とも読むと、考えさせられるというか、いろいろ感じるところが多い本ですね。菊地成孔さんの南博さんのピアノ評とも関わりがあったりしますね。
とにかく、あんまり知られてないかもですが、音楽のスゴ本とかある人生のスゴ本みたいなのがあるとするなら、私はとてもこれを推したいです。おじさんが多めの会合だと銀座、おねーさんが多いとUSAとかになります。はい。
もちろん演奏の方も聴くべきです。
本を読むにあたって、やはり演奏を聴いておくと良いと思います。
南博さんは、ソロ、菊地さんとの共演、トリオ、カルテット(Go There名義)など、いくつかの録音があり、ソロとか菊地さん共演作品だと洗練された都会のたたずまいみたいな演奏になり、トリオだと、私はトリオがおすすめですが、集中してるけどリラックスしてるみたいな演奏になり、カルテットになるとまたちがった楽しさやおしゃれ感あと勢いみたいなのが入ってくる感じですね。
おすすめは...
菊地さんとの共演
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素敵なトリオ
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たのしいカルテット
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それぞれ少しずつスタイルは違うのですが、南博さんの演奏には一貫したスタイルがあるので、それがいいなーと思ったら、いろんな構成の演奏を見てみると発見があって楽しいです。私はやっぱりトリオが好きかな...。
あと、本からの印象と、録音の印象が結構違うのでそれも面白いですね。
ライヴ
私は一度、震災があってちょっとたったころに、野毛のジャズスポット Dolphy でトリオを拝見したのですが、ライヴのときはまた別の顔というか、録音よりも、本から受ける印象が近い演奏で、激しさを感じる演奏でした。演奏としての力強さとか、そういうかっこよさを見られるのはライブがいちばんでした。
http://www.graphic-art.com/minami/index.php?option=com_content&view=article&id=15&Itemid=4が見ることが出来て、いろいろな方といろいろな場所で演奏されているので、一度観に行くと、楽しい体験が出来ること請け合いです。
私も一度、新宿PIT INNでやってるときとかに観に行きたいなーと思います。
まとめ
というわけで、南博さんの紹介でした。
こんなエントリ読んでないで、本を読むか、CDを買うか、ライブに行くと良いと思います。
人生は短いです。
関連
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では、良い人生を。