実は努力と友情と勝利よりは強くなる過程といい感じの両極端な悪者と通奏低音みたいな哀しい出来事があると少年漫画は面白いのでは
今、2012年ボツ王決定戦!フルタ製菓×はてなブログお題キャンペーンというわけでして、捏造でもいいから書くとTシャツ貰えるらしいので、いくつか、2012年に書く前にボツにした内容を。別に面白いエントリではないです。
最近、なぜか、世の中には珍しい親切な方が多くて、適当にブログ書いてる割には、なんかいい感じのイヤホンとか、思ったより使えるNASとか、Android も使い用によってはいけるとか、そういうものを割とよく自重しないでいるとなんだかんだと良く頂いたりしていて、こうなんか適当などうでもいいことをあんまり書いてなかったので、2013年はもっとてきとうに生きていたいと思います。
それで、ずっと思っていた特に週刊少年ジャンプの漫画が最近あんまり面白くないなと思ってた件について、こないだうちで話す機会もあったので、書いてみたり。お前は何を言っているんだと思う人いるかもしれないですけど、黒子のバスケは最近は良くやってると思います。今回は、個人的にはでも、そのあたりはどうでもよくて、いくつか面白い漫画の話をしようと思います。
なぜ、ボツかというと、どうしても内容に触れないといけないので、ネタバレ多めになるのと、読む人によってはなぜか猛烈にワンピースをくさしやがって、この犬野郎は死ねとか言われかねないなーと思ったので、それでちょっとね。ちなみに、ワンピースは読み切りとかのころは面白そうだなと思ってました。なんというか、こち亀とかみたいな日常がテーマとかのならコボちゃんみたいな感じでずっとでもいいんですけど、物語は長くても、3-40巻前後で一区切りつけないとみんな気の毒なことになるんでしょうね… とは思います。
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さて、本題ですが、少年漫画ってこのエントリのタイトルのような、努力というととくにプレジデントからはてな村からいろんな誤解が漂うので、より正確な表現をすると「強くなる過程」とかが良いと思うんですけど、工夫とかひらめきとかのシーンとかいいじゃないですか*1。あと、友情とか書くとなんかとくに少年漫画だとお腐れ様がとかなるので、もうちょい書くと、なんか仲間になりそうな悪者と絶対仲間にならなさそうだけど一本筋の通ってる悪者みたいな「いい感じの両極端な悪者」と、あとこの手の漫画では、勇者は負けた!! 世界は滅びた!! とか無くて、勝利そのものは約束された出来事なので、それよりも「通奏低音みたいな哀しい出来事」がある方がきっと傑作への階段なのかなと思ったりするわけです。
私がとくに超名作だと思う少年漫画
ジャンプの漫画がつまんなくなったって言われる大きな理由はだいたい3つくらいあって、
- 往年の銀河系軍団だった頃の思い出と思い出補正
- 自主規制
みたいので桂正和御大の描くお尻が見られなくなったりマラがどうのとか言われなくなったりで大人が読んでも楽しくなくなった。昔はもっとタクシーのおっちゃんとかも少年ジャンプ読んでたよね。 - もっと名作をみんな見てしまった。
みたいなのがあると思うんですよね。
鋼の錬金術師が最高名作すぎる件
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でも、これ、同業者にとっては、最低最悪な悪夢みたいなもので、それくらいすごいと思うんですよ。これについては、内容をなにも書きたくないくらい尊敬しているので割愛。まあ読んだほうが良いですよね。
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ポップさんの大冒険
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この漫画って特に、「強くなる過程」と「悪者」がふるってて、ドラクエのゲームさながらにみんな強くなっていくところが良くって、やっぱりワンピースとかその強くなる所が端折られてるのって大失敗だったように思うんですよね。いちばん美味しい所すっとばしちゃったみたいな。
桜木花道とかあれ、バスケットからすると、自称天才どころか誰が見てもうらやましいくらいの超絶天才なんですけど、そんな花道すらすみっこでダムダムとか、シュート練習とかあって、それって大事だったんだなとかも思います。中学に入ってきた時からすでにうまかった流川の大活躍ストーリーとか多分、面白くもなんともない。
あと、ダイ大のもうひとつ、とても良い所なんですけど、いろんな悪者が出てきて、悪者の充実っぷりといったら、北斗の拳と比肩するくらいで、小悪党から本当に邪悪なのやら正々堂々やら居て素晴らしいと思います。フレイザードみたいなの今見ると味わい深いですよね。あとハドラーが良いですよね。ダークナイトのジョーカーの逆みたいに最後になってるのとか、いい話だなと思いますもの。
というわけで
そもそもボツネタだったわけで、たいして面白いエントリでもないですが、漫画って面白いですよねというエントリでした。
では。
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