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なんとなく、ピアニストと超名盤の話

最近、私の周辺でバッハがあつい!! ここ200年ばかり、たぶんずっとあつい!! というわけなんですけど、なんとなく、ピアノの名盤と素晴らしいピアニストの録音というのは、なんだか他の追随を許さない感じでありまして、本当に名盤って、なんかすごすぎて笑けてくるか、もしくはしみじみとあーすごいなーってなる感じかどちらか、ありますよね。

それで、そういうのはやっぱりべったべたな感じになるというか、そういうところあるんですけど、まあ、全てのブログは自己満足プラスアルファでいいんじゃないですかね。そういえば、こんなどうしようもないところですが、カウンターがホソボソと回りつづけトータルで150万越えてました。ありがとうございました。まあすごい人だったら数ヶ月、エロサイトだったら数日だとは思いますが、まあありがたいことです。

で、巨匠というかカリスマというか、伝説のピアニストで、伝説の名演とか、私が子供の頃からあって、今もあるので、もうずっと価値があるんだろうなと思います。もちろん、最近活躍中のピアニストの方々にもポリーニ以外にもとても素晴らしい方はおりますし、もうお星様になってしまった方々で、まだ私があんまり聴いたこと無い人ですばらしい方々はたくさんおられます。昔の方が個性的なところはちょっとありますね。最近はそもそもが話題になりにくいみたいとこありますが、ピリスとかペライアなどなどお好きな方は大変に趣味がよろしいと思います。思いますよ。

それはそれとしてベッタベタな話です。はい。

なんか聴いてたらはははははは….ってなるやつ

とりあえず、そういうわけで、聴いてたら、はははははってなるやつです。こうしみじみ感動するんじゃなくて、はははははwってなるやつです。ドッカンドッカン系じゃなくて、こんかいはタラララララララ系です。

ポリーニさん

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25

ポリーニさんの録音はだいたいなんかものすごいですし、ブラームスのピアノ協奏曲とかもすごいんですけど、なんか、いちばんすごすぎてはははははってなるの、やっぱりこれかなみたいところがあります。なんか、すっっげーーー足が速くてドリブルもうまいサッカー選手が抜きまくってゴール決めるとか、F1とかでファステストラップ更新しつづけてる映像を見てるような気分になる… そういう演奏です。演出が無いのが演出みたいなすごさありますね。はい。

グールドさん

なんか、はてな村の人とか、というか、ネット好きな人というか、グールド好きそうな人多そうですよね。
なんか、思わず箱をあげてしまいましたが、ドドドド定番って、やっぱり、
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル盤)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル盤)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

これでしょうか。これ、なんなんでしょうねw。この曲、この人に弾いてもらえてよかったですよね。。。

時をかける少女 【期間数量限定生産版】 [Blu-ray]

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時かけで使われてるバッハの曲がこの曲です。ちなみに、劇中の演奏については、http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1236929842 ということらしいですね。

上のふたつはまあ、これ同じ曲なんじゃないの? なんですけど、ちょっと異なる演奏で、やっぱり印象が変わるとかの、そのちょっと違うみたいなのは、実はいちばん楽しかったりすることなのかもしれません。クラシックってだいたいそういうことですよね。最近は若いときの方の演奏の方が好きです。

グールドの特にバッハはなんか、なんであんなふうに弾けるんだみたいなところありますね。それで、冒頭に思わず豪快な箱をあげてしまいましたが、よくゴールドベルクなのかゴルドベルクなのかとにかく、goldberg variations が話題になりますけど、他の演奏の方が普段聴くのにいいような気はします。イタリアとかイギリスとかフランスとか。パルティータとか。いいですよね。

なんか聴いてたらしみじみすげぇってなる方

そういうたらららりらららちゅどーんちゅどーんみたいのもすごいんですが、それとは逆に達人みたいのが、抜群の間合いで最小の動きだけで一本とっちゃいますみたいな、そういうのもあります。

雨あがる [DVD]

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これの寺尾聰とか、ちょっとそういう感じというか。あと、みんな Ruby が好きなのは寺尾聰のおかげですというのは、たぶん違うと思います。

ミケランジェリさん

ドビュッシー:前奏曲集第1巻、子供の領分

ドビュッシー:前奏曲集第1巻、子供の領分

ドビュッシー前奏曲集第1巻とか、これ、定番中の定番だと思いますが、確かに素晴らしいと思います。思うんです。思うんですよ。

...ですが、これについては、

ミケランジェリ・プレイズ・グリーグ & ドビュッシー

ミケランジェリ・プレイズ・グリーグ & ドビュッシー

実は、こっちの演奏のほうが、素晴らしいです。

って、ひどいプレミア価格になっているのが惜しいですね。余談ですが、ひっそりとですが、BBC Legends と、あと、LSOの自主制作盤みたいなの、素敵な録音多いですよね。なんか英国の良心を感じます。

リパッティさん

ショパン:ワルツ集

ショパン:ワルツ集

いい人で天才ほど薄命過ぎるのがつらい世の中なわけです。すごく仕事きっちりというか、健康的な演奏をしてて、本寸法というか本格派というか、気をてらわないで最高素晴らしい普通!! みたいな感じなんですけど、まったく退屈しないし、気分がさっぱりする演奏をするという、みんな大好きリパッティさんなわけです。

...本当にすばらしいピアニストなのに夭逝してしまったという...。

古い録音で音質はちょいとあれなんですが、それでも素晴らしいってのがわかるのと、あとショパンのワルツは番号順からしたらぐっちゃぐちゃなんですけど、この曲順が素晴らしいですよね。

それから、

Icon: Dinu Lipatti

Icon: Dinu Lipatti

リパッティさんについては、箱買いしてもなんら後悔をしません。なんか、全体的にどれもいいっていうのが、また素敵です。

あとは、バッハのマイラ・ヘス編曲版の Jesu,Joy of Man's Desiring from Bach's Cantata No. 147というか、Herz und Mund und Tat und Leben というか、主よ人の望みの喜びよというか、この曲、編曲をしたヘス本人の演奏もよいのですが、リパッティのも良いですよね。


まとめ

というわけで、べったべたですし、網羅性も低いのですが、良く聴く名盤についてでした。もちろん、触れられておりませんが、素晴らしいピアニストはまだまだたくさんいらっしゃいますし、好みもあると思います。あれもいいよねとかはたくさんあると思いますし、そういうのを持ち寄って過ごすのが良い人生だと思います。2ちゃんとか便所の落書きとか言われてましたが、ちゃんと知ってるいい人にでくわせば、ちゃんといいこと教えてくれる場所で発見もあった場所でして、ソフロニツキーとか教えてくれた名無しさんには感謝しております。

他にもみなさんが一押しの素敵な名盤とかあったら、みんな書くべきです。ベッタベタなものからマニアックなものまで。

では、良い人生を。