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docomo 2012 この冬のARROWS についてゆるふわレビュー / 春には窓をあけて欲しい

富士通さんのサポートによって、伺った docomo の内覧会ですが、2012年 docomo の秋冬春モデルの内覧会に行ってきました件を、ゆるふわフォトレポート。 - くるえるはてなくしょん に引き続いて、今期のARROWS についても少しだけ、紹介したいと思います。ゆるふわと言いつつ、ばっさりです。鬼畜ですね。

まずですが、この2012 冬モデルの ARROWS シリーズ、みんなのレビューはこんな感じですが、私はまったくピンと来てないです。あとそういえば、まだげん先生いなかったですね。

まず、富士通端末を振り返ると、ハーフタイムプレイヤーでみんなぶーぶー言ってたけど、それでも良い方だったという恐ろしい日本の業界を体現していた ARROWS X LTE F-05D。
あと、これは android ケータイの中では注目はされてなかったけど、とても素性のよかった GLOBE-TROTTER コラボの F-12C これ、実は docomo 端末としては良い出来だったんですよね、てへぺろテザリング仕様とか。。。げふんげふん*1。それから、F-08A とかがガラケー名機だったのとかもありましたね。

ですが、今期のは私にはちょっと難しいなという展開の端末なんです。

16:9の画面のように私にあわないものが、あなたにあうとかは良くある話ですし、Arab Strap の3rd album のように私は好きだけどみんなは...はいっ!?.. みたいになるものもあると思います。そういう感じでご覧ください。

あと、ARROWS の A は Android の A かと思ってたら、Windows 810.1型 Windowsタブレット arrows Tab QHシリーズ(QH35/B1):特長 - FMWORLD.NET(個人) : 富士通 とかが出てて、この冬の ARROWS でいちばんよいのは、これなのかなとか思ったりはしています。ARROWS の Windows Phone が出たら、それなりにちょうどいいもの出来そうとかもあって、いろいろメテオラ残念なわけですが、まあ、それはさておき、今回の端末について、どんどん行きましょう。

ARROWS V は大きすぎる!! と思った。


Xの次はXでその次もXでトリプルエックスかとおもったら、Xじゃなくて、かといってYじゃなくて、Vとあいなった、 ARROWS のフラッグシップ機です。NEXT とか with とかまたdocomoの誰得だよシリーズ名とかあるんですけど、これは NEXT じゃないんですよね。

ケータイフリークのせうさんのせうの日記:ドコモ2012年冬モデル内覧会 in Tokyoに行ってきた Part 1に詳しいんですけど、前機種でやっちまった感があるわけですね。それで、軌道修正というか、というより、Fのコンセプトって基本的に、チックタックみたいな感じなんですよね。夏と冬で、夏は夏の、冬は冬ので、ぱたぱたとコンセプトを引き継いでモデルチェンジしてる印象です。それで、ガチケータイ会議のころは、私は夏だけ組だったのですけど、途中から冬もになって、F-05D もいただいたりしたわけです。で、コンセプト的に、ちょうど、F-05Dの後継機種なわけです。

で、まず思ったのが、Anrdroid 4 らしく、ボタンがタッチパネルになって、と、これはバッテリー容量確保のためもあるらしいのですが、画面が広くなって、あと本体が厚ぼったくなりました。

それで、印象としては、数値よりも、かなり大きくて厚くなったような...という感触になったんですよね。物理的な UXとして、今では iPhone 5 なんかでもそうですが、やっぱり親指が届かないとかあります。本体が厚いのはかなりの存在感なのはそういうのを見てるからというのはあるかもしれません。F-05D はちょっとバッテリーがさすがになさ過ぎでしたが、厚いのもつらいなと思いました。実は高さは F-05D と変わらないんですけどね、印象のバランスってあるなと思いました。バッテリー問題はほんと大変だなと。ただ、やっぱり電池がもたないくらいなら厚い方をとるのは正義だと思います。

そこで、がんばりはあって、docomo 2012 冬モデル内覧会で、クアッドコア&大容量メモリ搭載のオールインワンスマートフォン『ARROWS V F-04E』を触ってきた | hey hey heydays* まさるさんとこに書いてあるように、背面の角が落ちてるとかはあって、これかなり寄与してるんですけど、それでも、存在感がありますね...。あと、話それますがイヤホンジャックの蓋が無くなったのは良かったと思います。

んで、でも、大きいんですw。

ただ、どうも、そういう存在感を求める人というのは居て、上述の NEXT と with だったら、NEXT じゃないといやででっかくておおきくて全部入ってて速くて厚くておおきくて全部入ってないとヤダーみたいな人は結構居て、大きくて全部入って速いとかなんか卑猥だと思うし、それが私には割と理解が出来ないんですけど、そういう人は、たぶん、Galaxy, Aquos ZETA, あとXperia AX とかみてると思うんです。Xperia は固定ファンが多そうですけどね。

でも、そういう人は、ARROWS V も見た方がいいかなとは思いました。with にわかれてますけど、ニュアンスとしては NEXT の仲間の感じあります。

あと、物理的なキーの話。

このメニューのところについては、いちばん悪条件でどっちも暗い背景になってるのですが、下にタブメニューみたいのが2段並ぶのはちょっときついデザインかなと思いました。色がちがえば少し印象がちがいそうですが、タッチパネルにボタン突っ込んだ弊害の印象が少しあります。そもそも android がみたいなの結構ありますよね。

こう、docomo のFのモデルについては、前回とかで問題があったところはそれなりに対策してくるので、前だめだったからやめるよりかは、改善されてることは多い印象。その代わり、前の方針でよかったのに変えちゃったのかー... みたいなのはあったりします。なので、イヤホンの蓋はきっちり直って、指紋つけて欲しい人ように指紋ついて、クアッドコアはきっと対策がきっと、きっとうまくある程度なされてて、物理キーがどっかいったw という。

指紋といえば、Fフリークで指紋認証機能大好きな一派が居て、そちらに私は属さないんですけど、その方々が指紋認証がホームボタンみたいな挙動になって最高って言ってたのですけど、それの価値は私にはわからなかったです...。あと、前面をみたときに物理的なボタンがなにもなくて、タッチパネルも消えてると、前面にボタンが無いのは使いにくいんじゃないかなとは思いました。

あとは何に使うかわからないけどクアッドコアにしてみたとかは、コバエ殺すのにロケットランチャーもってきたとか、2ちゃんみるのにスーパーコンピュータ用意したみたいな印象もあるんですけど、そこも私はターゲットじゃないと思うので、それは割愛。

全面的に存在感のある端末でしたねー。これが好きな人はいそうですが、やっぱり私はもう少し軽妙な端末が好きです。

そして、そこで生じた存在感爆弾よりも、そんなことより問題は Kiss だったという...

Very Best of Kiss

Very Best of Kiss

どうせなら、こういう感じにすればいいのに、みたいな地獄の話題です。

Arrows Kiss と女子向けと、コラボモデルの話題


みんな全部入りとか、大きいよ!! とかばかり注目されて、ITニュースメディアみたいのとかでちょうどいいのが話題にならないのとか本当に残念だと思っているんですけど、実は富士通のケータイ端末に期待してるのは、GLOBE-TROTTER みたいなのとか、旧ガラケーでいけばSTYLEシリーズとか、そっちのほうが、私にとって幸せな端末多かったんですよね。

GLOBE-TROTTER のヘリンボーンの方とか適度に女性向けだけど、黒い方は適度に男性も実用的に使えるとかで、そういう感じが巧みで周辺ではそこそこ好評だったんですけど、Kiss が猛威を振るって、そういう端末で男性が買いにくいものがなくなってしまったのが痛いなーと思っています。これもそうなんですけど、私のような人種が好きだった富士通端末はどこへいったみたいに思うことがあります。

Fのちょっとした気配りの今回の Arrows Kiss でいけば、横向きにおける充電台みたいなのの実現とかそういうのがいいところなのに、ニッチのほうに行ってしまってというか、おっさん斬られたというか、なんかおっさんがおっさんを斬って女性も斬ってるというか、普通の人が普通に買いたい端末を買えなくされてるのがつらいんですよね。

端末ニーズとしては大きいよりも小さいとか絶対にあって、かさばるのより小さいのが欲しいんですけど、docomo は小さいのは女性用みたいになって、ほんと困ってます。ここの救世主を富士通にやって欲しかったんですけどね。Kiss でおっさんが地獄におちてる感じになってます。

あと、JILL STUART コラボとか悪い選択ではないと思うんですけど、端末のどれかの色がコラボじゃなくて、F-12C Globe-Trotter のときみたく、端末全体がコラボモデルっていう方が正しい姿だと思います。そういうのが出て欲しかった...

もっとも、Kiss すると地獄に堕ちるって、

地獄の軍団(リザレクテッド)(紙ジャケット仕様)

地獄の軍団(リザレクテッド)(紙ジャケット仕様)

Kiss が地獄のおっさん軍団なのはあってる気もしますが...

だもんで、なんというか、地獄の門を前にして、門前払いくらってる感じがあるんですよ。

というわけで、普通にちょうどいいが無いのがつらい。

この冬モデルなんですけど、富士通だけじゃなくて docomo 全体がなんですが、極端な端末が好きな人にはいいと思うんですけど、男子校生だけあつめてつくった男子校オレオレオタクケータイみたいなのと、女性開発チーム*2だけどおっさんが考えておっさんが承認した女子のための女子力コンセプトみたいな印象をうけるモデルしかなくて、ちょうどいいっていうのが無いんです。ああ日本万歳。

これキャリアの企画の問題なのかなとかも思うのですが、全メーカー見渡してもそういう風になっています。docomo 全般で、そういう android 端末、F-12C GLOBE-TROTTER、Xperia SX, Aquos Phone si みたいのしかなくて、小さいのは女性向けみたいになってて、それってどうなのって思っています。

だもんで、富士通さんにこそ、F-12C みたいな感じで、それこそ鞄のような控えめないいツールみたいなの作って欲しかったんですよね。みんな大好き MOLESKINEコラボケータイとかの方が派手目なデザイナーとかブランドコラボより質実剛健で良さそうに思います。

FケータイってやりすぎてないF-12C みたいなのが実は男女に好評とか、ちょっと女性よりみたいなモデルで、やりすぎおっさん女子力じゃなくて、気の利く感じのおねーさんみたいな人がつくったようなF-08A みたいなガラケーが実は男性にも好評とか、そっちのほうがいい仕事する感じがあって、そういう方が私は絶対によいと思っているのですが、docomo が SX とか女性向けとか言い出してとも連れで爆死とかやるんで、ちょっと難しいとかもあると思うんですけど、目くらましの派手マシンをだしておいて、気の利いたマシンの方が実はいいみたいのが、今回はなかったっていうのが残念ですね。

あと、事情により撮影とかすっかり忘れてたんですけど、Android タブレットも新型が出ています。Androidタブレット自体が結構香ばしいところはあるのですが、 Arrows Tab はお風呂で使うメディアプレイヤーにはとてもおすすめです。家族メニューとかは微妙だと思いますけれど、お風呂メディアプレイヤーとしては、Google Music とか、DLNANAS がある前提で、そこにドルビーモバイルがあったりして、それだけ持ってお風呂とかやると、唯一無二なので、防水ケータイもえらいけど、防水タブレットにもいいことはあるんだなとは感心したのでした。

これからはですね、恐怖のWindows 7 ケータイなどで実績のある富士通さんにはですね、林檎をいかける矢もいいと思うのですが、そのための窓をあけてもらえたらとおもいます。Windows Phone 8と、WinRTと、Windows8 のコンバチブルとか作りかねないw A は Windows の A でもあることは判明したので。

では、こんなエントリ読んでないで、良いレビューと良い端末で、良い人生を。

*1:あれ、エンジニアの良心だと思ってる。自衛隊がヘリを着地ぎりぎりでホバリングして着地はしてません的な。

*2:IT戦士のおねーさんとかがぶっちゃけインタビューとかしてくれないかなー