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どーでもいいけどは、今見返すとどうでもよくないし、歴史に学ぶなら素晴らしい1冊。スゴい本。不景気な暮らしの手帖。

どーでもいいけど (バンブー・コミックス)

どーでもいいけど (バンブー・コミックス)

異論はもちろん認めるんだけど、偉大な漫画家を4名あげるとなると、皆様におかれましてはどうなるでしょうか? 私の4名には、秋月りすさんがはいります。わかってる人の評価はめちゃくちゃ高く、そうではないひとはそれなりに…なのが。秋月りすさんですよね。わけのわからんおっさんとかは、島耕作とともに出世するつもりが現在に至かもしれませんが、わかる人はOL進化論にこそ、価値を見出すモーニング。

で、私は、OL進化論ももちろん好きなのですが、先日、この作品を見返してみたら、いろいろたのしかったので、今読み返すといろいろ楽しいと思います。

『どーでもいいけど』は、秋月りす著の4コマ漫画作品。朝日新聞土曜夕刊の「ウィークエンド経済」の特集ページに、1992年4月から2001年3月まで連載されていた。本としては2003年に竹書房から発行され、4コマ漫画が373本収録されている。副題は[不景気な暮らしの手帖]。
- http://ja.wikipedia.org/wiki/どーでもいいけど

伊集院光が、iPhone 4S のときに、

「それを逆に、おもしろい、興味深いとも言えるね。でも、こういうデジタル機器が無くしたいものは、そういう行列とかじゃないですか、と。そういうデジタルギアみたいなものが発展すると、世の中からどういうものが無くなって効率的になっていくかというと、"行列"なんじゃないですか?ってことですよ」
- http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-1723.html

って、言ってたんですけど、それ、1995年にも似たような出来事があったとか、そのときは Windows だったとかで、私たちは以外と成長していないとか、ほのぼのと微笑ましかったりします。

あと、この本で描かれているのって、主にバブル後の不景気で、アラウンド20年前移行とかの出来事だったりするわけですが、当時の金利とか為替レートとか就職難とかいろんなことが、振り返って見ると面白かったりします。

歴史は繰り返すとはなかなか良く言ったものかもしれませんね、と、思いがけず思います。そのままでは繰り返さないけど、少しずつ形を変えてなんとなくフラクタルというか、そういう形で繰り返す歴史があれば、終わる歴史もあって、

ライヴ・アルバム ?サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態

ライヴ・アルバム ?サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態

今、ここに終了する歴史に立ち会うこともありますが、私は元気です。あれから、10年が視野に入ってきたとか、まあ私も年をとるわけですし、毎月が速いわけですね..。

あと、15年くらい前から見た今、もしくは、今からみた15年くらい前とかをですね、いろいろ考えると、なかなか興味深くて、15年前とかに、セリーグよりパリーグが人気があって日ハムが北海道に来てとかって、妄想人類みたいな感じなんですけど、事実はなかなか奇なわけですが、そんな事実が、この漫画においては逆向きに当時のことをほのぼのとだけど鋭く、振り返って今を振り返ると3倍鋭い感じですが、いろんなことがあったんだなと、しみじみ感じたりします。

当ブログにおかれましては、1995年から自力を信じてやってきた方々も多いとも居ますが、2011年と同じくらい、1995年っていろんなことがターニングポイントだったんだなとか、感じたりしています。

アンダーグラウンド (講談社文庫)

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神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

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では、良い人生で良い人生を。