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芸術新潮2月号が春画特集でスゴ本で、春が来過ぎています。が、それよりも別記事の Steve Jobs の話が面白いです。

芸術新潮 2012年 02月号 [雑誌]

芸術新潮 2012年 02月号 [雑誌]

春が来た!! 全力で春が来た!! 2012年ですがワールドカップです。

ちなみに、私は買っていなくて、図書館で読みました。本当に絶対に買ってないんだからね!! … とは思うんだけど、図書館にでーーんと置いてあるのもすごいお話だとは思います。

で、内容は...というと、ほんとうに全力で春画特集してて、お好きな方は一度ご覧遊ばせ。

しかも、この特集なにがすごいって、日本にとどまらず、エロさと変態性と文化と歴史においては、纏足まで編み出すお隣の素敵な大国や、カーマ・スートラも名高いもうすこし行ったインダス文明の国。さらに、トルコやロシアなどなど、もうとにかく世界中を駆け巡ってそういう文化について、いろいろ探求しまくって春ですねぇ。みたいな回です。

それから、絵にとどまらずフィギュアというか土器というか…。あの...日本なんかでも木刀なんか売ってそうな微妙な観光地のお土産屋さんなんかで、盛大に馬並な牡馬さんの可動式交尾キーホルダーみたいなのがあって、修学旅行でちょっと阿呆な子がよろこんで買ったりしてたりしますが、ああいうのというか…。某、南の島の文明で、なんかそういうのの人間バージョンの可動式フィギュア土器みたいなのがあって、全然関係ないけどあるけどちくわ大明神とフェラーリ。くわしくは本誌をご覧頂くとよろしいかとおもわれますが、まあ、そういう可動式フィギュアがあって、今も昔も男の人はバカだと思いました。バカですね。はい。

では、よいエロスで、良い人生を。もしくは、よいセックスで、良い人生を。

人のセックスを笑うな (河出文庫)

人のセックスを笑うな (河出文庫)

で、本エントリにおいては、本当はここからが本題。古信楽の壷と Steve Jobs のエピソード

見開きだけの短い記事だったのですが、Steve Jobs はいろいろ日本とか好きだったって言う話はわりと有名ですが、その Jobs が好きだったという、壷の話と、Jobs が壷を見にきてあわよくば買いたがった話というのが、掲載されていまして、上記のエロい特集も立派な特集だったのですが、読ませどころとしては、そのJobs と壷のお話が、しっぽりとしっとりといい記事でした。

おそらく、この芸術新潮2月号については、もし街中とかで持ってる人が居たら、別に春画がみたいわけではなくて、その Jobs の記事が見たいということで、Jobs が好きな人はえろいというお話ですが、そうではなくて、その記事が本当に短いけど素敵な記事で、壷とか指輪のエピソードとかデザインにおいての Less is More の考察とかいろいろ含んでいて、春画の特集の方もいろいろ口とかに含んでいたりしたんですけど、その春画の特集よりも、この Jobs の記事が素晴らしかったので、春画特集で買った人も読めばいいし、その Jobs の記事に興味をお持ちの方は、ついでに春画特集もご覧になればよいと思われます。

春画の楽しみ方完全ガイド (池田書店の趣味完全ガイドシリーズ)

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春画のからくり (ちくま文庫)

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肉筆春画 (別冊太陽)

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信楽大壷 (1965年)

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