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この「食」の本がスゴい!スゴ本オフにお邪魔してきました。

Dainさんややすゆきさんやともこさんがやっているスゴ本にお邪魔するのも2回目で、私が以前いったのは、まなめさんとともに伺った原宿のTOKYO CULTUART by BEAMSで行われた、POP(is DEAD)な本の会、そして、今回は恵比寿のキッチンのあるスタジオということで、ヘンな場所の時だけ登場するケースケさんみたいになってます。

この「食」の本がスゴい!: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
スゴ本のDainさんがさっそくエントリをアップしていますので、詳細は上記を。

ちなみに、上記エントリにてなめろう料理中の手が私の手です、どーもすいません。なめろう作れるといろいろ酒とかがはかどりますw。ちなみに、会場には片刃の包丁がなかったのです…orz

それから、日本酒の日輪田もってったのも私です。あと、マグロとメカジキも持ってったのだけど、それはもっと料理上手な人がいたので任せてしまいました。まあ、なにしにいったんでしょうねw あと、17時くらいにはじまって、始まりが早かったから途中まではまだ18:30だ!! とか思ってたら、きがついたら、22時くらいになってて、あっというまの出来事ですがね..。まあおいしいものを食べるのは楽しいです。

一応、本も持って行きましたよ。

【ケースケ】「こつの科学」杉田 浩一
【ケースケ】「もの食う人びと」辺見 庸
【ケースケ】「たまらねぇ場所築地魚河岸」生田 與克
- この「食」の本がスゴい!: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

まず、

「こつ」の科学―調理の疑問に答える

「こつ」の科学―調理の疑問に答える

この本は本当にすごい本で、その前回のときに、めぐりめぐってまなめさんに頂いた本でした。小さくて便利でしかも科学的なトピックがたくさん載っていて、私はそのなかで特に、冷やし豚しゃぶサラダはあるけど、冷やし牛しゃぶサラダがない説明の部分と、あと、魚を煮るときの煮汁の話題がとても好きです。

ついで、

もの食う人びと (角川文庫)

もの食う人びと (角川文庫)

まあ定番ですね…。
これは実は私が中高生くらいのときに、母がこういう面白い本もあるから読むといいよつって渡されて読んだ本でした。世界を旅しながらの食にまつわるエッセイ集ですが、その対象がちょっと考えさせられるものばかり…。
脱線だけど、他に、母にすすめられた本は今夜、すベてのバーで (講談社文庫)*1モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)。そして、同じく父にすすめられたのが、輝ける闇 (新潮文庫) とかで、まったく素晴らしい両親だ...!

さて、戻って、もの食うひとびとなんですけど、いまだにかなり衝撃的で、著者が冒頭のバングラデシュで食べたものの話と、あと、タイの缶詰工場の話。塩入り珈琲やバター入り珈琲の話とかがすごく印象に残っています。あとチェルノブイリの話もかな。かなり濃くて、臭いがしそうな内容が満載です。これは美味しいではなくて、どちらかというと本当に「食」と生活について考えさせられる一冊。

最後が、

たまらねぇ場所築地魚河岸 (学研新書)

たまらねぇ場所築地魚河岸 (学研新書)

築地のマグロの仲卸の三代目の生田さんが書いた本。生田 與克さんが書いた本は、ただ読み物としても面白いので、おすすめです。あと、生田さんはテレビにも時々出ててかっこいいですよね。

この本はとくに面白いエピソードと、魚市場の文化と歴史、それから伝えたいことのバランスが抜群で好きです。やっぱり魚市場の武勇伝とちょっと愉快なおさかなやさんのエピソードがすごかったり、微笑ましかったり。踊る織田裕二ではないですが、概して現場で起こっていて、現場のおっちゃんというのはどこかすごかったりしますね。

持って行かなかったけど候補だった本

魚をさばく―築地魚河岸直伝 (生活実用シリーズ NHKまる得マガジンMOOK)

魚をさばく―築地魚河岸直伝 (生活実用シリーズ NHKまる得マガジンMOOK)

Dainさんのところに画像もあるんですが、アジとかさばけるようになったのは間違いなくこの本のおかげです。これも生田さんが出てきます。手順と説明が気が利いていてとてもよいです。それから、付属のDVDがかなり使えるので、おすすめの一冊です。
ですが、私ったら、これを台所で開いたり、魚切ってる途中で参照したりするもんだからよれよれで、生臭くなってるもので、持って行けなかったのです。

寄生獣(完全版)(1) (KCデラックス)

寄生獣(完全版)(1) (KCデラックス)

もうひとつ、「食」っていうテーマを斜め上に考えたときに、スゴ本!! っていうのがあって、それはこの寄生獣かなと。当日、ジョジョの第4部があったんだけど、2部なんかもある意味でまるごと「食」の話題みたいなところもあり、日本の漫画はすごいです。ほんと。

当日、私がとくに気になった本

作家のおやつ (コロナ・ブックス)

作家のおやつ (コロナ・ブックス)

こちらはともこさんから。作家の** シリーズは何冊か出ているそうで、酒とおやつがあったのですが、そのなかでおやつが面白かったです。登場する中では、手塚治虫のおやつが、私も好きです。チョコレートです。

シネマ食堂

シネマ食堂

この本もとても気になっております。映画に出て来た食べ物で気になったもの… といえば、ソフィア・コッポラ
マリー・アントワネット (通常版) [DVD]
テラスイーツ(笑)…

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)

かつて、Dainさんが安くて野蛮でやたら旨い「檀流クッキング」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるにて書いてましたが、これは絶対にスゴい本です。このイカとかまずいわけがないw
手間ひまかける必要があるものもあるけど、そうじゃないものは切って食べるだけとか、ダンダンダンのドンドンドーンでジュワワーーみたいな方がだいたい旨いんですよね。
あと、魚とかイカは丸ごと買ってって家でさばいて料理すると、クッキンレベルがかなり上がります。

おみやげ

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

新しい天体 (光文社文庫)

新しい天体 (光文社文庫)

うぉオンと上記、2冊を頂いてきました。いずれも Dain さんの放流本かな。

では、良い食と良い本で良い人生を。

追記(持って行かなかった本2

キッチン (角川文庫)

キッチン (角川文庫)

吉本ばななの傑作は、この本とそのペンネームだと思いますw

初ものがたり (新潮文庫)

初ものがたり (新潮文庫)

いなり寿司は旨いのです。これ、意外と楽しめる良書です。

それは私のおいなりさんだは関係ないですw

*1: もし、「酒」がテーマのスゴ本オフがあったらこれ一択