はやいもの好きの人達が集まってサービス使ってる時って、素敵なお店を自分たちだけで借り切ってるような楽しさがあるよね。
それぞれのサービス毎に使い分けとかもあると思うんですけど、基本的には何事も気心の知れた人達とわいわいがやがやきゃっきゃうふふするのは、いつだってどこだって楽しいと思うんですよ。
それで、このサービスが決定版!! ってなったときに、そのサービスが決定版じゃなくなる人達が必ずいて、ぐるぐるループするんだと思うんですよね。人が集まって来て衆愚化するとかはあるのかもしれないけど、それよりも、隠れ家みたいな居心地のいい場所に、新しい人が来た感じ。
それで、仲良くなれることもあるだろうけど、それよりも、もっととにかくたくさん来たらお店の雰囲気が変わってしまって、こうはじめの頃に楽しかった感じが薄まってしまう感じがすることとかあるんですよね。それで、運営のほうも変わったりして、それでノマドな感じの人達はまた旅にでてしまって、それでも、気に入った人は永住して、まあ流行ってるしって言って来る人もいて、みたいなその繰り返し。くりかえし。で、ウェブサービスに限らず、お店も、夏フェスも、クラブなんかも、どうも、そういうふうに出来ているみたい。
ごく初期の mixi とか GREE とか、好きだった人たちとか、今は少し趣を異にした twitter の出始めの頃とか、やっぱり、何事も同じままではいないし、その、ずっとはじまってる感じが好きな人っているよね。
その、ずっとはじまってる感じとかは続かないもので、ドラクエとかもなんかもかな、普通にクリアするラスボス間際よりも、途中のLvが1-30 くらいになるまでの感じがすきとか、まだ世間的に手あかがついてないけど、あのゲームめちゃくちゃ面白いとかに喜びを見出すとか、枯れてるとか甘いというか一人旅こそ至高とか、そういういろんな人達がいろんな風にいろんなことを見出すとか、幸いなことだと思います。
決定版みたいな傑作ってあるにはあるけど、人が動き続ける限りはいつでもどこにでも、好機はあるし、まだ知らないけど、何につけ、楽しいことも世の中にはたくさんあると思うと、いろんな「選択と集中」だけが、必ずしもよいことではないのよねとか思ったりするこのごろです。
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まあ、A面もあれば、B面もありますよねと、おあとがよろしいようで。