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プログラマとソフトウェアアーキテクトのそれぞれの97

プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

いずれも、オライリーのオラの村のebook キャンペーンにて入手したもので、割とさくさく読めました。かなり良い読み物です。
こう、97のこと… と言われると、果てしないような数のコラムが掲載されている気もしますが、どちらも見開きベースで、1コラム終わるので、かなりさくさく読めます。あと、日本版の追記のコラムのクオリティがとても高くて、アーキテクチャの方は江島さん、プログラマの方は宮川さんのコラムとかがやっぱりかっこよかったです。

どちらもオライリープレゼンツな最新流行の思想についてなので、まあ安心して読めるとともに、ひとによっては、ひとによってはですよ、耳が痛かったり、顔が赤くなったり、胸が苦しくなったり、胃が痛くなったりすると思われる内容のものです。

アーキテクト編の方が先に出版されていて、こちらの方が読みやすかったです。こちらは、実際になにかするまえに、問題自体を良く考えたら、そもそも全く違う問題の方が重要なんじゃないのかとか、かなり、「そもそも」についていろんな人のよい視点を凝縮したところがある1冊です。あと、アーキテクト編の方は、アンチパターンについての記述が出るたびに、辛い気分になること受け合い。この国の人ならなおさら…orz

それから、プログラマ編の方は、もう少し具体的に、テストとか、開発の実際にコードして作るところのプロセスとか、名前とか、構成とかそういうのには十分に十分に十分に十分に十分に十分に注意しようねっていう考え方が目立ってるように思われました。あとは、いかにして、すっと思考を切り替えて入っていくか、みたいな観点についても面白いですね。


まあ、この本を読んで反省があれば次に活かせばよいと思うのです…。ウボァー して、FF3があるわけですから。

そして、オライリー本に登場する数々の勇者ですら、苦難と苦闘の道なんだなと思うと、目の前が暗くなると同時に、明るくもなるわけで、せっかく暗闇と照らし方について教えてくれてるんだから、読んどいて悪く無いし、どのみち暗いなら明るくする方に加担するしかないよね。

良い思考パターンで、良い人生を!! って、感じです。