数学ガール/乱択アルゴリズム (数学ガールシリーズ 4) を読んだよ!!
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 単行本
- 購入: 19人 クリック: 779回
- この商品を含むブログ (103件) を見る
数学ガールは鉄板ですね
相変わらず読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいの数学×青春の物語ですがw、今作も面白かったです。今作と1冊目はとくに面白いよ!!
なんだかんだで全部読んでるけど、1冊目の数学ガール (数学ガールシリーズ 1)と、今作はとくに素敵だと思います。これは2,3冊目が悪いというわけではなくて、全体的に読んでて楽しいんですけど、1冊目と今作の4冊目がなんか輪をかけて良い感じ。
1冊目の数学ガール (数学ガールシリーズ 1)は後期高校生や初期大学生に読むといいかもとか思ったのですが、本作4冊目の数学ガール/乱択アルゴリズム (数学ガールシリーズ 4)は大学の教養の理系よりの科目あたりでそのまま教科書にして差し支えないレベルと言うか、むしろすべきレベルこれ。しかも出た季節は3月で、春とか、いい季節に出てるあたりも心憎いですw
出た順番は4冊目ですけど、まだ全シリーズ未読の人は2番目に読むと良いかなと思います。それから、フェルマーやゲーデルの読んでも遅く無いかなと。
あんまり内容のことを書いてしまうと楽しみが減ってしまってあれですが、クイックソート考えた人とか、メルセンヌツイスター考えた人は本当にすごいと思います。あと、RSA暗号もすごい。なんかいろいろ数学は広大だよね。
それから数学の話題となるとよく思い出すことで、大学入ってからときどき思ったんだけど、割り算のあまりって実は面白い性質がたくさんあるし、うまく使えると、有名な FizzBuzz問題も素敵に書けたりして、便利なんですよね。
というわけで、食わず嫌いはいつだってよくないし、一見、難しいことでもよくよく追っかけて行くと、実は楽しいことというのは、世界にはたくさんあります!!