2010年 今年、出会ったすごい本のまとめ

本の方は、今年リリースというわけではないものもまざっております。

予想どおりに不合理

予想どおりに不合理　行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

私が読んだのは、増補前の方ですが、今は増補版があるのでそちらにリンク。
世間的には フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略が注目を集めてて、あの事例紹介はためになるんですが、それよりも、ちょっとへんに思えるようなことを予め知っておけると、いいことがわりとありますよね。そういう意味で、この本が好きです。

特に、一生懸命に計画立てたり打ち合わせとか企画とかカイゼンとか考えても、それ以前に前提が間違ってるとかあるし、ちょっとこの本のことを思い出すと、気をつけるポイントが増えるのに、気分がちょっと楽になることもあるという、素敵な本です。

Newsweek 0歳からの教育

0歳からの教育2011年版 (HC-ムック)

妻が入手していてうちにありました。
とりいそぎ3歳までのところしか読んでいないのですが、このムック本が都度アップデートされてることに良心を見て、ちょっと感心しました。あと、お父さんやお父さん予備軍な人は読んでおくとよいかも。
特別な良い方法は、実はそのまま割と普通で直感的な方法こそが特別な良い方法だったってことは育児に限らず、ありますね。

GIANT KILLING

GIANT KILLING(17) (モーニング KC)

サッカー好きで、とくに Jリーグにまつわる何かが少しでも好きだったら、この漫画最高に素晴らしいので、読んだら良いと思います。この17巻で前半戦のひと区切りなので、年末年始に読むのにいいタイミングですね。1月半ば過ぎには、18巻でるし。

今まで読んだどのサッカー漫画よりも面白いです。

スゴ本オフ POP(is Dead)? で、もらった料理のこつの本

「こつ」の科学―調理の疑問に答える

いまをときめき、明日まで眼がきらめいたりして原稿書いてたりするらしい、もしドラにも言及があるらしい、まなめさんから頂いた形になった本です。さすがまなめさんです!! あと、やすゆきさんとスゴ本Dainさんと金巻さんらを筆頭とするスゴ本オフ企画チームののおかげでもあります。

こう、うっかり引っ越して、毎週土曜日、今朝の包丁は血に飢えているみたいになって、魚介類をさばいては食しを繰り返してて、輪をかけてくるえる感じなんですけど、やっぱり、丸ごと1匹とか買って来た魚はおいしいとか、煮魚つくるときは煮汁は熱しとくと美味しいとか、かなり強烈にあって、その手の「こつ」*1が満載です。
料理上手になるには、紹介されてるレシピをいじらずにそのままつくるというのが、実は料理の「こつ」だったりしますが、加えて科学的に理由があるこうした方がおいしくできるを最大限ブーストする素晴らしい本です。

Kindle

画像は本家Amazon.com のです。この手でもった感じが伝わると素敵かなと。このサイズで本がたくさん入るのは、iPadと棲み分け出来てて素敵です。
Kindle は、もっと評価されていいというか、普通に日本の書籍が増えたらすごいうれしいなと思います。電池のもちと持ち運びにためらわなくて良いサイズなのが好きです。
日本語書籍については、今は青空キンドルとの組み合わせで、使うのがわりと幸せなのですが、本をうっかり買うと部屋が狭くなることが書籍の売り上げの重しになってることに誰か出版社の中の人が気づいてあげて欲しいの。
あと、細かいことだけどKindleのページ送りボタンの配置考えた人はすごい人だとおもう。

まとめ

ここには書かなかったのですが、他にもやっぱり村上春樹はすごいとか、新渡戸稲造はすごいとか石川啄木もすごいとかあって、とにかくメジャータイトルだからとか、時期を外したからスルーっていうのは、もったいないというのを思い知った1年でした。
あと、本の評価を見定めてから買うのも賢いけど、実は人柱上等で本を買うのはもっとかしこいことなんじゃないかと最近は思います。

*1:ちなみに、ライフハックとかグッドノウハウとかって、せっかく「こつ」という素敵な日本語があるのに、そこまで重用しなくてもよいのではと時々思います。