HUNTERxHUNTERが休載して久しいけど、長編よりも短めのエピソードの方が冨樫作品においては好きです。
唐突に http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20100722/1279796502 これは私も好きなエピソードでした。
冨樫の漫画って主役が!! っていうよりも、類い稀な群像劇を書く人で、すごい人で、どちらが正義でどちらが悪とかそんなものをぐしゃぐしゃな境界をもって書いてしまう人で、ハンタにおける王と会長の対決とかもそうだし、上記の白書では蔵馬とか、好青年のイケメンに見せかけて実は戦略ってレベルじゃねーぞな卑怯者(←誉めてる)なわけですがね、人質とか、切り札とか。
あとは、上記の引用元のようなグロテスクだけどドラマチックなロマンスとか。
とにかく、世界が嫉妬する才能の持ち主は怠惰!!w なんなんでしょう。うらやましいですね。
で、長丁場よりも、さらさらっとした短いエピソードの方がいい仕事をしてるような印象がありまして、それで、ハンタや白書よりもね、夏になったら朝霞のトビウオなわけですよ。内陸だけどね、埼玉。
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/03/04
- メディア: コミック
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上述の、こう、複雑なかたちをとった正義とかを重たく書くと冨樫は停止してしまうので、さらさらっとこれくらいで、時にシリアス、大半は楽しくで、冨樫作品をコンスタントに見られた方が、進まないハンターよりは幸せだと思ったりもします。
なのに、ゴンさんときたら勝手に成長してますしね。。。