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ひらべったい魚さばいたぜ!

どうも、生臭くて、魚臭いブロガーですけど、おいしいです。

勢いで挑戦して成果は上々

もうね、ええい挑戦してしまえということで、ひらめ(そげ)を、さばいておいしく頂きました。ひらめは冬、かれいは初夏あたりが旬とか聞いたので。そしたらね、たまたまお手頃なひらめがいたので、挑戦してしまった...。大きい方がひらめはうまいっていう評判も聞くけど、1kgくらいのもおいしかったです。

ちなみに、土曜に引いたんだけど、今日の更新になったのは全部食べてからエントリにしたかったからです。

ひらめ


ひらめ、なんかずっとみてるとかわいい気がしないでもないんですよ。顔とかね。でもね、ひらめさんときたら、皮がけっこう固いのと、うろこを引きにくいんですよ。たわしじゃだめで*1、金だわしがないとだめらしい。それがだめなら、包丁ですきびきというかたちで、うすく皮をむくそうです。なんだかすきびきと鱗引きの中間みたいになってしまいましたが、いちおう包丁でうろこを引きました。これが大変。あと骨とかがけっこう固いんですよ...。


ひらめやかれいはそもそも、3枚ではなくて真ん中でわかて 5枚におろす前提で挑んだ方がよいそうなので、そうしました。


ひらたいので、実際身を引きにくいです。でも、きれいに身を引けなくても、キニシナイ!! いや、気にはするんだけどね、うまくとれなかったところは別途こそげて、たべちゃえばいいんです。こそげたところが多くても気にするな!! 食べればいいのだ。うまいのだ。まあ、けっこうその場で食べる事にはなった!! 難しいんだ... ひらめ。だいたい、形がおかしいだろ!!

ということで、刺身はこそげた残りのところばかりをいただきまして、一応かたまりでとれたところは昆布締めにしました。ひらめは昆布締めがうまいと聞いたので。ちなみに昆布締めの写真はありません!! 撮り忘れました。お魚を昆布にはさんで数時間から1晩程度おけばとりあえず出来ます。

お散歩



包丁の切れが悪くなって来たので、日本橋の木屋までちょっとでかけて、砥石とうろこ引きと貝空きを買いました。その途中で、猫様に遭遇。ちなみに夏のひらめは猫またぎとか言うらしいですね。

帰宅して押し寿司に

さすがに寿司職人のようには握れないけど、寿司はうまい。さて、どうしたものかというところで、間をとって押し寿司にすればいい*2と、そういうことで、こないだ奉仕品で売っていた押し寿司の型を買って来て挑戦。昆布締めで押し寿司とかやや邪道な気もしないでもないですが、素人だからキニシナイ!!

さて...


おお...!?


「押し寿司を作った」なら使ってもいいッ!! ひらめをさばきたいと思ったときにはッ!! もう行動が終わっていた。初めてにしてはそこそこの出来なのですが、押し寿司はやっぱり鯖とかがうまい気がします。と、言った時点で、つまり次回はいよいよ、さばに挑戦ですかね...。

卵黄オプションすごい!! しかも、これは買って来た白身魚白身でも出来るからおすすめ!!

@kskmeuk 先日帰省したとき、ヒラメをさばいてくれたんですが、醤油・わさび・卵黄絡めてご飯に乗せたらそりゃもう絶頂でした。おすすめです。白身魚なら何でもOKだそうです。...
http://twitter.com/makinam/status/7781219198




「醤油・わさび・卵黄を絡めた」なら使ってもいいッ!! 昆布締めも刺身もおいしかったのですが、それよりさらに、これは本当においしい。白身魚の軽いところに、卵黄のこくが絡まる事で、たしかにご飯にとてもあうおかずになりました。id:makina_mrkm さんとその父上に感謝でございます。おぷしょんであさつき散らすとかもありやもしれません。これは、ようは白身のお魚と卵黄とまぜればできるので、おすすめです。残った卵白は泡立ててそこにお吸い物を注いだりして食べましょう。

ひらめは手強かった。

ひらめはかたちがへんてこで、とくに5枚おろしのヒレ側から包丁入れるところが難しいです。それから皮が固いんですよ。皮が固いのは皮を引く時は楽なんですけど、5枚おろしで包丁いれるときとか、頭落とす時とかかなり難易度が高いです。正直、自分で鯵、いなだ、ひらめと一度ずつ挑戦した今ならわかりますが、鯵は皮ひくところの他はそこまで難しくはないです。出世前のぶりの仲間達は骨がけっこう固いのがくせ者だった。だけど、ひらめはもう少し奥の深い難しさがありました。逆に、ひらめをいちどさばけたということで、普通の魚なら... って思いが強まったのも確かに。

というか、魚さばいて自分で料理して食べるのはやりがいも有り、奥の深さもあり、そしておいしい!! ということで、日本人なら魚を食え!! とか、市場のそばを走るトラックに書いてあったりするのも本当にそう思います。それから、思いを強くしたこともあってスーパーで売られてる刺身とかでも、やっぱり相当きれいに切れてると思わされました。寿司屋やいい料理やさんとか、やっぱり違うってのもあったんですが、スーパーの魚屋さんでもかなりクオリティ高いです...。これは、やってみればわかります。

3回やったので、一度まとめ。

というわけで、魚をまるごと買って来て料理しないのはきっともったいないことだ!! と、勝手に思い込んで、魚をさばきたいじゃねぇ、「さばいた」なら使ってもいいッ!! というわけで、ちょっと気合をいれて3回くらいやってみました。やってみてよかったです。
それから、いいことばっかり書いてありますが、大変なこともあります。あえて書きます。

  1. それなりの道具とスペースがいります。良く切れる包丁とまな板、あとキッチンペーパーか手ぬぐいかふきんとかは必要です。魚によってはうろこ引きとかあった方が良いです。
  2. それなりに血をみますし、ハラワタも見ます。あと、料理によっては生ゴミももちろん出ます。それが現実です。
  3. 魚その他の状態には気をつける必要があります。タイミングでまな板などを洗ったりするのは実に重要です。
  4. 最後に心意気とある程度の技術がいります。技術は大袈裟ではないのですが、少なくとも自分の手をきらないように気をつけてください。技術は心意気でカバーできます。ただ、そこに技術がついてくると成果物のクオリティは確実にあがります。

やれたから言うけど、自分で引いた鯵でつくったたたきとかね、おいしいですよ。ひらめとかになってくると、やっぱりよく切れる包丁が必要です。鯛だとやっぱり出刃がいると思います。

冬は寒いし夏ほどシビアにならなくても良いところもあるので、是非、挑戦してみるとよいと思います。本当は鯵は初夏が旬らしいけど、鯵がね、確かに入門にはおすすめでした。

*1:かれいはたわしでもokらしい

*2:これはDPZのおかげもありました..