第拾四話:ジレ、魂の座 / 今週のお題:「好きな音楽」:中村一義
ゼーレとか、使徒とか悪い奴はぜんぶどんジレのジレ( id:hrkt0115311 )にしてみましたw。今週のお題:「好きな音楽」のシンクロ率はよくわかりません。
第14回目はふつうにどんジレさんに突拍子もなくおすすめしてみる。中村一義です。100s じゃなくて。ソロの方。
勉強会が向く人と独学が向く人と
こないだ見て見ぬふりをしていたのですが、twitter でも、ニュースメディアでも勉強会の話題をよく見かけるようになりました。勉強会するのは基本的には素敵なことだと思いますし、新しい技を得たいとか、こういう輩と知り合いになりたいとか、みんなでやった方が効率がよい人もいらっしゃいます。けれども、夏休みに「よーし、じゃあたろうくんちで宿題やろうぜーっ」ってちゃんとやる人はあんまりいないし、マラソン大会で一緒に走ろうもそもそも目的が意味わか、らんことになっているのであります。
逆に、ひとりでもそもそやっていたら、気がついたらめちゃくちゃ凄い所に立ってたりとか、独学の方が、集中したり、いい仕事ができたり、するわけで、そういう人って必ずしも勉強会の風潮にあせらないで、いいマイペースですすんでいるのなら、そっちのほうがいいわけです。
目的がなんなのかと、それぞれの向き不向き、得手不得手があって当然なのです。そして、隣の芝生は青く見えがちです。
バンドかひとり宅録か
上記は、そのままバンドか、ソロか。という話題にも通ずるわけなんです。みんなでわーっとやって、化学変化を起こせる人たちなら、バンドの方がすごいし、逆に、こうひとりで積み上げて構築して才能を爆発させられるのなら、ひとりでできるもん。もいいと思います。
そして、やっぱり隣の芝生は青く見えがちです。今やってない事の方が正しいんじゃないかって。
そういうひとりって、バンドでも十分やってけるし、十分のクオリティではあるのですが、ソロの方が凄かったというか、バンドになってみたけど、意外と普通だったっていうことが結構あるのですよね。。
ひとりで曲がつくれて、ともさかりえやなんかに提供もできる椎名林檎はひとりでもすごいし、丸の内サディスティックとか神曲なのに、やっぱり東京事変を結成したりしたし、でも東京事変は当初よりはだいぶよくなったかな...。
そして、今回のテーマ、中村一義も、100sというバンドを結成して活動するようになりました。バンドも決してわるくはないというか、むしろ良いのですが、ソロの最初のあんまり周囲のプレッシャーもなく、ふんふーんっと自分ちでもそもそ面白いことをしていたら、すごいのができちゃったという、初期二枚のアルバムがすごくいいのです。
- アーティスト: 中村一義,曽我部恵一,桑野聖ストリングス,沖山優司,KYON,高野寛,仲井戸“CHABO”麗市,加藤ジョー・ストリングス,名越由貴夫,細海魚,伊藤直樹
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
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あまり前後考えずにどんジレさんにおすすめしてみる。
あと、話がちょっと変わるけど、えいやっとすごくいいアルバムをなんとなく逆にバンドでつくったのが Weezer かな。
かなり、私の妄想で書いてますけれど...orz
たまにはひとりもいいよ!!
そういえば スティーブ・ウォズニアックも、孤独になれみたいなこといってましたっけね。感情は人と人との間にあるかもしれませんが、魂の座は恐らく自分のうちにあるのでしょう。
ただ僕等は絶望の"望"を信じる。
- 中村一義 / 魂の本
*1とか、
僕は魂の本に今日のみんなを記すんだ。
- 中村一義 / 魂の本
とかってすごいセンスだぜ、まったく。
ひとつ、いつだって重要な事は手段が目的にならないことでした。