第拾壱話:静止した闇の中で / 今週のお題:「好きな音楽」:Portishead
LIVE感満載で、書きまくっているこのエントリ群。今週のお題:「好きな音楽」も、そろそろ半分です。いわば道なかばです。"先は長い、深い、言葉にならないくらい。" ですが、あと、どんだけあるかなーとじれても焦ってもしょうがないのです。*1
というわけで、お聴きください。Portishead で Roads。
1曲選ぶなら、やっぱりこれになる。
ディスクを選ぶなら、アレンジも良いし、NYC のLIVEだなー...。
- アーティスト: ポーティスヘッド
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2008/11/12
- メディア: DVD
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相手が暗い方が盛り上がる。
「こんな暗い音楽に歌をのせてくれる人がいるとは思わなかった」
タモさんがかつて、スポーツの実況中継か何かを引合に出して、向こうが盛り上がると逆にこっちが冷めちゃうし、見てて盛り上がりたいのはこっちなんだから、中継とかはなるべく淡々と普通にやって欲しいっていう話をしていたことがあったのだけど、Portishead にも同じことを思うのです。
向こうが静止気味で暗い曲だからこそ、逆にこちらが落ち着くところがある。だから、聴いてると死にたくなるような音楽がトリップホップだって言う定義は正しい。なぜなら、
トリップホップというカテゴリーに入れられることを本人たちは相当嫌悪して
いるから。Portishead は トリップホップではないのです。本人がそういうのだから。
Portishead を聴くと、ほっとして元気になる私は異端なのだろうか、と思ったんだ。
だけどね、逆を考えてみるといいんだ。
一部の芸能ネタソングとか聞くと、暗い気分になる方が自然だから、たぶんあってると思うんだよね...。
Portishead によるとトリップホップは...
「トリップホップはヒップホップの基本も理解していないような人間が作ったもの。トリップホップというカテゴリーに入れられて売られている音楽はすべてクズだと思うね。聴いてると嫌な気分になる」
なんか狂ったように飛び跳ねて歌ってる音楽はつまりそういうことです。
おあとがよろしいようで。