あったらしくるえるはてなくしょん

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Wii はやっぱり釣り堀で、さらに出来る事なら僕らは脳波で操作したい生物

全然ブクマされたエントリでもなかったのに、俺たちを見つけてくれてありがとう!! 続きを書くよ!!
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夜中1人で、もそもそやる暗いゲームの方が翻ってむしろ健全 - 電気カチューシャ

夜中1人で、もそもそやる暗いゲームの方が翻ってむしろ健全 - くるえるはてなくしょん のつづきをもう少し。映画館の途中に散歩してたらひらめいた。生々しい描写が際立った映画だったからかもしれません。

Wii はやっぱり釣り堀の楽しさ。

前回に戦わなきゃ現実と... という事で書いたんだけど、Wii って楽しいしみんなでさらに楽しいんだけど、スポーツやミュージックは仮想の、そして、釣り堀の楽しさだと思ったのですよ。釣りに行ったときって、もちろん魚が釣れたらうれしいんだけど、釣り堀のようには行かないし、釣れない現実もある。釣れない現実があるからこそ、現実で釣れる楽しさ見たいとか、克服の喜びとかがあると思うんですよ。あと、タモさんに激しく賛同するのだけど、釣はキャッチアンドリリースではなくて、キャッチアンドイートすべき!!
それから、釣とか遠出や旅行って、それ自体よりも、それ以外にも当事者には楽しいエピソードがあったりして、予定調和じゃないし、予想外の出来事や事件に心ひかれることはあると思うんだ。まあめんどくさいのも確かなんだけどさ。実際、私たちが初めてフジロックや、RSR in EZO に行ったときなんかは、移動中の船の中での想い出や、どうやって行こうか計画。雨降ってべちゃべちゃで死ぬかもしれないけど、アンダーワールドすげー!! あと、Bjork すげー!! ROVOスゲー!! YO LA TENGO すげー!! MOGWAI の Christmas Steps ってあなたが神か!! んで、同時に、こんな傾いたテントで寝られるか!! デジカメぶっ壊れた!! 虫に刺された!! 隣の人がらりってる!! フェリー楽しい! ドライブ楽しい! 人間は以外とたくましい とか、本イベントも楽しいけど、その周辺の楽しさって重要で、現実の楽しさと周辺の楽しさは積だと思うんだ。だけど、Wiiでボウリングしたのってやっぱり、釣り堀の楽しさだと思うのと、周辺の楽しさとしては仲間と遊ぶって他はまあWiiリモコンが飛んでって壁に刺さるとかその程度だったりして、それは面白いんだけど、やっぱりなんかむなしいとかもったいないとか感じてしまうのはそこらあたりかなと思ったのです。

ワールドカップなんかもそうですね。試合の他にも、楽しい事がたくさんあるから、スペシャルなんだと思う。戦争じゃなくてやっぱりワールドカップはお祭りなんだよ。

でも、これだけだと、Wiiゼルダがぱっとしない理由がなんかわからないんだよね。と、おもって続きを考えた。

僕の腕が、妄想から現実に引き戻してくれる

そして、もうひとつ、SFCゼルダや、N64の時オカことゼルダ時のオカリナは本当に歴史に残る名作なのに、Wiiゼルダがそこまでって評判は聞かないし、やってみて挫折した私もそうは思わない。SFCは実際クリアしたし、N64も途中までやって、あとは弟が華麗にプレイする様を見てて面白かった。Wii もちょっとやったんだけど N64のときよりも遥か前で挫折しちゃった。買うだけ買ったのにもったいない。
やっぱりゲームって没入感が必要だとおもうのだけどWiiゼルダはそこまで行けなかったのです。で、どうもひっかりの理由が アイコン, 注目, UIと動作にあるんじゃないかなとね。

アイコンとしてのキャラクター

よく197Xs くらいと、ゆとりの宗教戦争として、ゲームはファミコンSFCが至高っておっさんは氏ね vs PS最高とか言うゆとりは氏ね。みたいなのがあるわけなんですよ。で、SFC とか FC 派 が文句を言うのが、PS とかのムービー。あれはいらなくて、妄想加速装置としてアイコンがあればいい。ドラクエの勇者のグラとかはあれでいいし、クロノトリガーやFFのように、素敵なイメージくらいあればいい。"あぶないみずぎ" で十分って何がだ!! とにかく、キャラの動作や声、そう、特に声がぼくらが楽しむ邪魔をしてくれるんだよね。足りない部分の脳内補完妄想人類をなめるな!!
動画が凄いのは認めるんだけど、今もってネットが一部では本にまだ勝てず、そして、ネットのコンテンツもある点で動画に、テキストや絵が勝っているあたりとかと関係があるのかも。結局感じたり考えたりするのは人間なんだよね。そこがあのかっこ良すぎるWiiゼルダには足りないのかもしれない。

注目

N64ゼルダですげー!! と思ったのが、Z注目。
 あれには驚いた。必ずしも二次元を三次元にしたら、いろんな意味で幸せじゃなくなる長門俺の嫁とかな人も増えるものだけど、それとは別に、N64のZ注目は驚いた、演出的にも、操作性的にもあれは任天堂が天使の声が聞こえてやった仕事だと思う。デモンズソウルも右のスティックで注目できるんだけど、あの注目がはまる要素を加速させてると思うんだ。あの注目ってキャラの注目が自分の注目になる。だからすごい!! デモンズソウルの評判がいいのはあの注目にあると思うよ。あの注目があると、ゲームのグラフィックが割とリアルでも、自分が主観になったような気がする。前のエントリでバイオハザードがあんまり好きじゃなかったというのは、注目がなかったからかもしれない。やっぱりゲームって自分が主人公であるべきだと思うのですよ。見てるだけよりは。感情移入ともいうのだろうけど、それがあったほうがやっぱり楽しい。

私がバイオとモンハンだめだったのはこの辺かもしれない...。

UI と 動作。

MacやPCでもそうだけど、画面を大画面に変えたりキーボードを東プレとか○軸に変えたとか、二本指スクロールにしたとか、QuickSilver いれたとか vi や emacs の使い方がわかって来たとかで、道具を変えてみたら、何だか今日イけそうな気がする〜。ってこと、あると思います。
ヒューマンインタフェースににこだわりがあるひとは自分を含めて結構います。 Wiiゲームキューブに変な板や、変なコントローラーつけたら売れたわけですしね。で、釣り堀の楽しさを提供するとか、もういちど間口を広げてファミリーコンピューターしようという点ではよかったと思います。
だけどね、邪魔する奴は指先一つでダウンさとかね、出来れば脳波で操作したいとかサイコミュとか、シンクロ率とかもそうかな。できれば、めんどい操作を極力避けたいのですよ。自分のテンションがあがるための動作ではなくて、強いられる操作であるのであればなおさら。なので、腕を振らないと入力できないキーボードがついたパソコンとかあってもだれも使わないと思うんだ。
Wiiゼルダって剣を振るためには腕を振る必要があった。腕を振るそれが例えば釣り堀の楽しさを提供するのだけど、ことファンタジーにいたっては、自分の腕の動作のたびに、中途半端に現実に引き戻してくれるんだと思ったりするんだよね。それだったらボタンを連打するだけのほうがカタルシスがあるというか、うわあああーーーーっ的なw 。
一方、Z注目ってあくまで自分の小さな動作で世界の見え方がふっと変わって、あと自分の見たい所が指先一つでぴょっと見えるところが妄想補完装置なんだと思う。

それから、Wiiマリオカートは逆に釣り堀ではなくて、あくまでカートではあるけれどあれはファンタジーで、その妄想に入るための境界としてのハンドルには価値があるんだと思うんだ。

まとめ

と、うだうだとなんで Wii に飽きてしまったのかを考えてみました。ぐだぐだにおつきあい頂きどうもありがとうございました。ブクマされてもいないのに前回のエントリがゲームニュースサイトに拾われたのは嬉しかったです。

つくづく、人間の感覚とかって不思議だなと思います、実に。UIと内容とかががちっとはまったものはやっぱり生き残って行くんだなと思います。自転車のハンドル、自動車のハンドル、ペン、いくつかのキーボード、今までの幾多の名作ソフト。あとは映画館や寄席なんかの仕組みも拡大解釈すればそうかも。こういう考えをフィードバックしてものつくれたらかっこいいね!!

ちなみにこんなこと書いてると、はいはいアンチ任天堂乙とかGK乙とか思われるかもしれませんが、そんなことないですよww。PS3なんかデモンズソウルをときどきやる以外は一番つかったソフトはバットマンダークナイトだしね。一方で、Wiiのゲームのいくつかについては、上ではすかしてるけどw 夢中でやってたのも事実だしね。特に、はじめてのWiiのいくつか、スポーツのトレーニングみたいなやつ。あと、Wii fit のトレーニングみたいなやつもそうかな。 Wiiの開き直った釣り堀というか、ゲーム性がすごく高い現実から遠いトレーニングとかは逆に面白がってやってました。テニスの壁壊すやつとか、ピンがたくさんあるボーリングとか。

ゼルダの伝説 時のオカリナ

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